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  私の「風景写真」Gallery・ヤチホドットコム

昨年秋Canonの入門機EOS-Kissがモデルチェンジした。その名も「kissデジタルX」。
特徴としては画素数1010万画素と入門機で1000万画素オーバー。センサーの
ゴミ取り機能、ピクチャースタイルの採用、と一眼レフデジカメの正当な進化を
感じさせる。今回センサーサイズは22.2×14.8mmのまま画素アップしたので
センサー一つ当たりのサイズが小さくなっている。この当たりは高感度時の
ノイズに影響が一番大きいと思われるので1Dsmk2と比較してみた。

各ISO感度でのノイズ比較
EOS-1DsmkU vs EOS Kiss-DX 画質比較

撮影レンズ(EF70-200mmF2.8L)

絞りF4、シャッタースピードオート、マニアルフォーカス、ハスキー3段、リモートスイッチ、ミラーアップ、
EOS-1Dsmk2は現像パラメータ(シャープネス3、コントラスト+1)、JPEG保存10
EOS Kiss-DXはピクチャースタイル風景でノーマル設定

画像処理
JPEG画像をカットして、無修正で同条件JPEG保存しています。

EOS-1Dsmk2 EOS-kissDX
ISO感度100
EOS-1Dsmk2 EOS-kissDX
どちらも最低ISO感度は素晴らしくノイズレスだ。ホワイドバランスが幾分両者で違いがあるようである。

ISO感度200
EOS-1Dsmk2 EOS-kissDX
ここでも両者ほとんどノイズらしいノイズは見あたらない風景写真での常用設定でも利用可能に思われる。

ISO感度400
EOS-1Dsmk2 EOS-kissDX
1Dsmk2はまだ余裕を感じる。
幾分EOS-kissDXの方はざらついてきたように感じるがスナップなどでは常用も可能な気がする。

ISO感度800
EOS-1Dsmk2 EOS-kissDX
さすがに1Dsmk2も少しざらついてきた。kiss-DXのISO400と同程度か。
kiss-DXは大夫ノイズが増えてきたが非常時や被写体によってはISO800も使えそうな画像である。

ISO感度1600
EOS-1Dsmk2 EOS-kissDX
こちらはさすがの1Dsmk2も大夫ノイズが増えているしかし、全体的に細く均一な感じなので非常時には使えそうな画像である。
一方kiss-DXはさすがにノイズは多くなっている。やはりISO800当たりが限界のように感じる。


感想

今回のテストからは風景写真での常用可能と思われる範囲はEOS-kissDXではISO200までEOS-1dsmk2ではISO400までは
良さそうに感じます。ただ、少しでも画質にこだわりグラデーションの多い被写体や大判プリントする場合などは
やはりISO100が良さそうです。非常時にはISO800あたりまでなら使えそうな感じもしました。
少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。

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