EOS-1DsMarkU
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  私の「風景写真」Gallery・ヤチホドットコム

   


今回はCanonのフラグシップモデルと入門モデルを同一レンズを用いて画質比較の
テストを試みた。今はどのメーカの一眼デジカメも1000万画素という高画質モデル
が発売されている。さてそこで1670万画素という解像度とどれ位の差が
あるのか比較テストを試みた。画素数1.6倍がどれ位の差なのか
じっくりご覧下さい。なお、このテストはあくまで個人の感想です。

1670万画素(4992×3328)ピクセル
vs

1010万画素(3888×2592)ピクセル

EOS-1DsMKU vs EOS-KissDX 画像比較

共通撮影条件

絞り優先F11、シャッタースピードオート、ISO100、マニアルフォーカス、ハスキー3段、リモートスイッチ、標準フード、ミラーアップ

画像処理
全体写真はリサイズして小さくしていますが部分写真はJPEG画像を画面100%表示から
カットして同条件、無修正でJPEG保存しています。

使用レンズEF24-70mmF2.8L USM
EOS-1DsMKU EOS-KissDX
現像パラメータ(シャープネス3、コントラスト+1)、JPEG保存10 ピクチャースタイル風景、JPEGラージ/ファイン
元画像の比較
それぞれの元画像をクリックするとオリジナル画像が新ウィンドウで開きます。
EOS-1DsMKU(38mm域) EOS-KissDX (24mm域)
全体画像の印象は色合いが全然異なっているのに驚いた。どちらかというと1Dsmk2の方が実際の色に近い感じだ。
Kiss-DXはピクチャースタイルで「風景」を選んでいるが鮮やかな色合いの画像だ。

画面中央部での画質比較
EOS-1DsMKU(38mm域) EOS-KissDX (24mm域)
画面中央部の比較をご覧いただきたい。まず、解像感はやはりダントツに1DsMK2が勝っている。私はそれ以上に
暗い幹などを見てみると1DsMK2は暗部のディテーテルも残している。階調度の高さに驚いた。

画面周辺部での比較
EOS-1DsMKU(38mm域) EOS-KissDX (24mm域)
こちらは画面周辺部に近い場所のアップ写真である。Kiss-DXはAPS-Cサイズのセンサーなのでレンズ周辺部を
使っていない。方や1DsMK2はフルサイズセンサーなのでレンズの周辺部までフルに利用している。
しかし、ご覧の通り1DsMK2の解像度は素晴らしい。茶色の壁の縦縞がはっきり読み取れる。

偽色の比較
EOS-1DsMKU(38mm域) EOS-KissDX (24mm域)
さて、今度は驚いたことに同一レンズを利用しているのにデジタル特有の偽色の出方が異なった。やはりデジタルカメラの偽色は
レンズだけでなくセンサー周りにも起因することが確認できた。私のレンズテストでも素晴らしい成績のEF24-70mmF2.8LUSMでも
Kiss-DXでは画像周辺部に偽色が発生していた。中央右の電線や下方の光った屋根の上境をご覧下さい。


感想

今回のテストはEOS-1DsMarkUとEOS-KissDXを用いて同一レンズで画質比較を試みました。
結論的にはやはり1.6倍の解像度の差は大きいです。しかし、写真画質印刷でもA4位までならほぼ差は
わかりません。A3は作品種類によって差が出る程度、A2以上のサイズになって始めて違いがわかる
でしょう。個展などの大判プリントを目指すカメラマンには大きな差になるでしょう。
少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。

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